TVer広告は、テレビ番組の安心感とデジタル広告の運用性をあわせ持つ媒体として存在感を強めています。中小企業にとって見るべきポイントは、「大手が使っているか」だけではありません。出稿する企業の裾野が広がっている今、自社も検討に入れるべきかを冷静に判断することです。
Screens、Branc、RTB SQUAREはいずれも、TVer広告の2025年度売上高が前年度比166%だったと報じています。Screensによると、TVer広告へ出稿した広告主数は2,780社で前年度比130%、広告会社数は680社で前年度比104%でした。Brancも同じ数字を報じ、CTV普及、若年層ユーザー増加、セルフサーブ機能の拡大が背景にあると整理しています。
伸びている媒体ほど、準備の差が出る
広告主が増えるということは、単に「今なら安く出せる」という話ではありません。競合も含めて動画広告に向き合う会社が増え、見られる広告と流される広告の差が広がるということです。特にTVer広告は、番組視聴の流れの中で動画が接触するため、最初の数秒で会社名、悩み、解決策が伝わらないと、せっかくの配信機会を活かしきれません。

TVerは2026年5月18日、「TVer Sales AWARD 2025」を発表し、2025年度のTVer広告セールスに協力したパートナー企業を表彰しました。同発表では、セルフサーブに特化した表彰枠も新設されています。これは、配信やレポーティングの運用性が広告会社側にも求められていることを示しています。
ただし、中小企業が同じように管理画面を使いこなせば成果が出る、という話ではありません。実際には、広告の前に「どの悩みを持つ人へ届けるか」「見た後に何をしてほしいか」を決める必要があります。媒体の伸びはチャンスですが、動画の内容、配信の狙い、問い合わせ先の受け皿がそろっていないと、広告費は印象だけで終わってしまいます。
中小企業は、運用より先に勝ち筋を決める
自社で管理画面を触ること自体が目的になると、肝心の「誰に何を伝えるか」が後回しになります。飲食、不動産、採用、教育、医療、地域サービスなどでは、テレビ番組を見る生活者に対して、会社の安心感や相談しやすさを短く伝える設計が必要です。
特に地域商圏の会社では、全国的な認知よりも「この地域で相談できる会社」として思い出してもらうことが大切です。TVer広告を使う場合も、配信面の話だけでなく、広告を見た後に検索される言葉、開かれるページ、問い合わせの受け方まで整えておくと、広告の印象が次の行動につながりやすくなります。
ここを先に決めると、動画の言葉選びも迷いにくくなり、社内確認もかなり確実に進めやすくなりますね。

ロジックは、TVer広告の企画、動画制作、出稿まで一貫して相談できます。相談の段階では、商圏、予算、訴求、動画の見せ方をまとめて整理し、問い合わせにつながる導線を作ります。数字が伸びている媒体ほど、出すだけでは差がつきません。自社の強みをどう短く伝えるか、どの地域や層に届けるか、見た人をどこへ案内するかまで設計することが大切です。TVer広告を検討しているなら、まずは「出せるか」ではなく「勝てる形にできるか」から考えてみてください。
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