まだやってない人は絶対これやって!マーケティングのフレームワーク5選

マーケティングを始めたい、もっと効果的に戦略を立てたい、でも「何から手を付けたらいいかわからない」と感じていませんか?そんなとき頼りになるのが「フレームワーク」です。情報を整理して考えやすくする道具で、これを使うだけで次の一手が見えやすくなります。

今回は初心者でも取り組みやすいフレームワークを5つ紹介します。さらに、SWOT分析を応用した「クロスSWOT分析」も取り上げ、実践的な使い方を解説します!


1. 3C分析:市場全体を俯瞰する基本のフレームワーク

Customer(顧客)Company(自社)、**Competitor(競合)**の3つの視点で市場を分析するのが3C分析です。

何がわかるの?

  • 顧客が何を求めているのか(ニーズの把握)
  • 自社の強みや課題(自分の立ち位置)
  • 競合との違い(差別化ポイント)

現場での活用例

例えば、カフェを運営している場合:

  • 顧客:近隣住民が「静かで落ち着ける空間」を求めている。
  • 自社:SNS映えするデザートが人気だが、平日の集客が弱い。
  • 競合:リーズナブルな価格でランチメニューを提供している。

これをもとに、「平日ランチ限定で写真映えするメニューを提供する」などの戦略を立てられます。


2. SWOT分析:自社の状況を整理する

SWOT分析は、Strengths(強み)Weaknesses(弱み)Opportunities(機会)、**Threats(脅威)**の4つに分けて自社を内外から分析します。

何がわかるの?

  • 強みを活かして攻めるべきポイント
  • 弱みや脅威をどう克服するかの課題

現場での活用例

たとえば、地元密着型のスポーツジム:

  • 強み:地域での知名度が高い。
  • 弱み:最新マシンが少ない。
  • 機会:健康志向の高まりで新規顧客の増加が期待できる。
  • 脅威:全国チェーンのジムが近隣に進出。

これを整理することで、「地元ならではのパーソナルサービスを強化する」などの具体策が見えてきます。


3. クロスSWOT分析:戦略に落とし込む応用編

SWOT分析をさらに実践的に使う方法が「クロスSWOT分析」です。4つの要素を掛け合わせて戦略を考えます。

具体的な掛け合わせと戦略例

  1. S(強み)× O(機会):強みを活かしてチャンスを掴む。
    • 地元密着型のスポーツジムが、地域イベントに出展して知名度をさらに高める。
  2. S(強み)× T(脅威):強みを活かして脅威を克服。
    • 地元の絆を活かして、チェーン店にはない「顔なじみの安心感」を提供。
  3. W(弱み)× O(機会):弱みを改善して機会を掴む。
    • 古いマシンを最新型に買い替え、健康志向の顧客を獲得する。
  4. W(弱み)× T(脅威):弱みをカバーして脅威を回避。
    • 小規模ならではの柔軟な運営で、チェーン店との差別化を図る。

現場での活用例

クロスSWOTを使うと、単なる状況整理に留まらず、具体的なアクションプランが生まれます。「強みと機会をどう結びつけるか」を考えることで、戦略が一気に実行可能なものに変わります。


4. STP分析:ターゲットに刺さるメッセージを作る

Segmentation(市場の分割)Targeting(ターゲットの選定)、**Positioning(ポジションの明確化)**の3つで、顧客に刺さる戦略を作ります。

何がわかるの?

  • 狙うべき顧客層(ターゲット)が明確になる。
  • 競合と差別化できる自社の立ち位置が見える。

現場での活用例

例えば、美容クリニックの場合:

  • Segmentation:20代、30代、40代の女性で分ける。
  • Targeting:美容に敏感な30代女性を狙う。
  • Positioning:「30代からのエイジングケアならここ」と認知させる。

これにより、広告やサービス内容を絞り込み、効果的に顧客へアプローチできます。


5. ペルソナ設定:理想の顧客を具体的に描く

ペルソナとは、「理想の顧客像」を詳細に設定する手法です。性別、年齢、趣味、ライフスタイルまで細かく設定します。

何がわかるの?

  • 顧客の本当の悩みやニーズ
  • 商品や広告で訴求すべきポイント

現場での活用例

たとえば、ヨガスタジオの場合:

  • 「30歳、女性、オフィスワーカー、趣味はカフェ巡り。肩こりとストレス解消が目的」というペルソナを設定。
  • これに基づき、「肩こり解消ヨガ」のコースや、カフェ風の休憩スペースを用意するといった施策を立てられます。

フレームワークを活用するポイント

  1. ゴールを明確にする 「何のために分析するのか?」をはっきりさせましょう。新商品開発、競合調査、ターゲット設定など、目的がぶれると効果が半減します。
  2. 情報を集める フレームワークを使うには、顧客や市場、競合の情報が必要です。アンケートや調査データを活用しましょう。
  3. チームで共有する フレームワークは1人でやるより、チームで議論することでより深い洞察が得られます。

まとめ:まずはやってみることが大事!

今回紹介したフレームワークを使うと、マーケティングの方向性がクリアになります。特にクロスSWOT分析は、現場での戦略立案にすぐ役立つので、ぜひ挑戦してみてください。

「これやってみよう!」と思うフレームワークが見つかったら、それだけでも一歩前進。何度も使って慣れていけば、次第に自分のビジネスに合った形で応用できるようになります。

さあ、あなたもフレームワークでマーケティングを加速させましょう!

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この記事を書いた人

富樫建

富樫建

ロジック代表。札幌出身42歳。11歳の一人娘を溺愛するビール党。白髪が急激に増えはじめ、2週間に1回白髪染めをしている。日ハムが好きで、新庄監督を尊敬している。

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